稀勢の里 体を休めスクワットなどの運動 高安は出稽古で23番

[ 2018年11月5日 15:31 ]

若い衆を相手に体をほぐす稀勢の里(右)
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 大相撲の横綱・稀勢の里(32=田子ノ浦部屋)は5日、福岡県大野城市の田子ノ浦部屋で、相撲は取らずにスクワットなどの運動で終えた。

 佐渡ケ嶽部屋で行われた2日の二所ノ関一門連合稽古では関脇・逸ノ城、3日は出稽古に来た幕内・竜電、4日は阿武松部屋への出稽古で幕内・阿武咲と3日続けて計39番取ったこともあり、体を休めることを優先させたもよう。大関・豪栄道が横綱との稽古を希望していたが、この日は断ったという。師匠の田子ノ浦親方(元幕内・隆の鶴)は「(相撲を取る稽古を)やればいいというものじゃない。(稀勢の里は)体は動いていると言っている」と説明した。

 弟弟子の大関・高安(28=田子ノ浦部屋)は時津風部屋に出向き、幕内・正代(27=時津風部屋)と23番取った。「立ち合いでしっかり当たる稽古をしたかった」とかち上げなどを確認し、16勝7敗だった。秋場所前は納得のいく稽古ができなかっただけに「先場所よりはいい」と順調な調整ができている。「できるだけすること」とさらに番数を重ねたい意向で「疲れを残さないようにケアして、初日に向けて体調を整えていきたい」と話した。

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2018年11月5日のニュース