芳田司の妹、真が48キロ級V 東京五輪代表に名乗り

[ 2018年11月5日 05:30 ]

柔道・講道館杯全日本体重別選手権最終日 ( 2018年11月4日    千葉ポートアリーナ )

女子48キロ級で優勝した芳田真
Photo By 共同

 女子57キロ級世界女王の芳田司の妹、真(さな、17=滋賀・比叡山高)が同48キロ級を初制覇し、東京五輪の代表候補に名乗りを上げた。3回戦では元世界女王でリオ五輪銅の近藤亜美(三井住友海上)から大内刈りで技ありを奪い撃破。高校生対決の決勝は一本勝ちし「うれしい。まさか勝てると思わなかった」と声を弾ませた。

 小1から柔道を始めたが、「人の物まねが得意」と姉の助言よりも見て盗んで技を磨いた。今年3月に高校日本一に輝き「もっと強くなれる」と一念発起。自主練を増やし、学校生活では上級生ながら率先して掃除を行うなど私生活も見直した。2週前の世界ジュニアでは現役世界女王のビロディド(ウクライナ)に敗れて準優勝も、「ビビらず次は対策して勝ちにいく」と勝負根性も抜群。スタンドで見守った司も「視野に入れてもいい」と東京五輪の姉妹同時出場に意欲を示した。

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2018年11月5日のニュース