進退を懸ける稀勢の里「いよいよ始まる」234日ぶり本場所の土俵へ平常心

[ 2018年9月8日 11:39 ]

土俵祭に臨んだ(左から)白鵬、鶴竜、稀勢の里、高安ら(撮影・郡司 修)
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 8場所連続休場から進退を懸けて出場する横綱・稀勢の里(32=田子ノ浦部屋)は8日、東京・両国国技館で行われた土俵祭りに4場所ぶりに参加した。初場所5日目以来、234日ぶりとなる本場所の土俵を翌日に控え、「いよいよ始まるという感じ」と心境を語った。

 昨年春場所に負傷した左大胸筋などへの不安も減少しており、場所前は横綱審議委員会による稽古総見、二所ノ関一門連合稽古、阿武松部屋への出稽古などで番数を重ねた。「特に気負いはないし、いい状態で稽古ができたので」と平常心で本場所を迎える。

 初日は東前頭筆頭の勢(伊勢ノ海部屋)、2日目は西小結の貴景勝と対戦する。「しっかりやってきたことを、しっかりやるだけ。1日1番、しっかり集中してやっていく」。相手が誰でも、自分の相撲を取りきることだけに意識を集中していく。

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2018年9月8日のニュース