開幕2連勝もセットプレーで完敗 清宮監督「相手スクラムは穴熊のイメージ」 ラグビートップリーグ

[ 2018年9月8日 19:29 ]

ラグビートップリーグ第2節 ( 2018年9月8日    東京・秩父宮ラグビー場など )

<ヤマハ発動機・クボタ>前半、PGを決めるヤマハ発動機・五郎丸
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 ヤマハ発動機はクボタに20―18で辛くも逆転勝ちし、開幕2連勝で勝ち点9とした。前半は3―18と劣勢だったが、後半開始直後にSH吉沢のトライで差を詰めると、同32分のFB五郎丸歩のPGで逆転に成功。その後は相手が正面のPGを外す幸運にも恵まれ、2点差を守り切った。

 試合後の清宮克幸監督は「クボタとの試合は毎年(中盤まで)競っている。今日も想定内」と評したものの、「想定外はセットプレー」と顔をしかめた。スクラムやモールなど強力なセットプレーが持ち味のヤマハ発動機だが、この日はスクラムでは一方的に反則を取られ、ラインアウトモールから2トライを許した。

 指揮官はクボタのスクラムについて「相手は押さないけど押されない。将棋なら穴熊のようなイメージ。いろんなところから崩しにいったが、反則を取られてしまった」と敵を称える。モールで2トライを許したことについても「最近4シーズンくらいを振り返っても、取られたのは2、3本くらい。それを2本取られたので、自分たちの強さがなくなった(ということ)」と認めた。

 勝って反省できることが何よりも収穫で、次節15日のホンダ戦(ヤマハ)に向けてゲーム主将のプロップ山本は「練習再開から意識して取り組みたい」と気合を入れ直していた。

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2018年9月8日のニュース