体操パワハラ問題、第三者委設置 暫定的に千恵子本部長外しも

[ 2018年9月8日 05:30 ]

塚原千恵子女子強化本部長
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 体操女子の宮川紗江(18)からパワハラを告発された塚原千恵子女子強化本部長(71)が、暫定的に強化トップから外れる可能性が7日、浮上した。この日、日本協会はパワハラの有無を調査する第三者委員会を設置。協会は当初、第三者委の立ち上げから2週間程度での報告を求めていたが、第三者委は1カ月半から2カ月を要するという見解を示した。

 千恵子本部長はパワハラ問題対処のため、2日までの女子代表候補合宿のラスト3日を欠席しており、既に現場に影響が出ている。24日には再び合宿が始まり、10月25日には世界選手権(カタール)が開幕。大舞台への影響を最小限にするために“灰色”の千恵子氏を強化トップから暫定的に外す可能性について、日本協会の山本宜史専務理事(54)は、「そういうこともあるかもしれないし、いろんなことを検討しないといけない」と明かした。

 5日に元日弁連副会長の岩井重一弁護士の委員長就任が発表されていたが、この日はオール弁護士の他の4人のメンバーも決定。宮川サイド、塚原夫妻の当事者だけでなく、調査範囲の拡大も視野に入れる。山本専務理事は、「第三者委員会の報告に協会としてきちっと対応し、二度とこういうことが起こらないようにしたい」と話した。

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2018年9月8日のニュース