小祝5差2位 地元北海道に勇気を 元世界女王ジエと再戦意欲

[ 2018年9月8日 05:30 ]

女子ゴルフツアー 第51回日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯第2日 ( 2018年9月7日    富山県射水市 小杉CC=6605ヤード、パー72 )

日本女子プロ第2日 11番、大雨で水が溜まったバンカーの縁からセカンドショットを放つ小祝(撮影・井垣 忠夫)
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 北海道胆振東部地震の被害を受けた北海道北広島市出身の小祝さくら(20=ニトリ)が、強雨の中で71とスコアを伸ばし、通算6アンダー。首位に5打差の2位と悲願のツアー初優勝へ懸命に前を追っている。前週のゴルフ5レディースでプレーオフの末、小祝を下した申ジエ(30=韓国)が通算11アンダーで単独首位に躍り出た。

 強雨のため18分の中断を挟むなど午前スタート組にはタフな一日だったが、午後スタート組の小祝がコースに出ると急速に天候が回復。後半のアウトは汗ばむ陽気の中でのラウンドとなった。

 「全然チャンスはあると思うので。攻めのゴルフをしたい」。折り返しの1番で4メートルのバーディーパットを沈め、続く2番では、残り80ヤードの第3打をSWで30センチに寄せて連続バーディーとした。5番の3パットで流れを止めてしまったが、最終9番のリーダーボードの一番上に、申ジエの名前を確認し「やっぱり」と気合を入れ直した。

 北広島市の自宅では停電のためカセットこんろでの煮炊きが続いているが、家族の無事を確認すると、ツアー初V達成まで北海道には戻らないと決断。元世界女王との再戦にも気後れはない。

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2018年9月8日のニュース