セリーナ貫禄 4大大会最多タイ24度目V王手、わずか66分

[ 2018年9月8日 05:30 ]

テニス全米オープン第11日   女子シングルス準決勝 ( 2018年9月6日    ニューヨーク・ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター )

女子シングルス準決勝でアナスタシヤ・セバストワを下し、決勝に進んだセリーナ・ウィリアムズ(共同)
Photo By 共同

 わずか1時間6分でセバストワを片付け、セリーナ・ウィリアムズが4大大会最多に並ぶ通算24度目の優勝に王手。1年前は女児を出産したばかり。再びコートで元世界ランク1位の強さを見せつけた36歳は「正直言って最高よ。こんなことは全く想像できなかった」と喜んだ。

 第1セットの第1ゲームでいきなりブレークを許したが、その後は圧倒した。スライスやドロップショットで緩急をつけて揺さぶる相手に対し、足を使ったネットプレーで流れを引き戻した。第4ゲームで初ブレークに成功して勢いに乗ると、あとは完全にゲームを制圧。第2セットは6―0の「ベーグル」。「彼女(セバストワ)に対するプレーの仕方は知っていた」と余裕たっぷりだった。

 大坂とは今年3月のマイアミ・オープン1回戦で対戦してストレート負け。しかし出産から復帰2戦目だった当時と今では、全くの別人だ。「まだ授乳をしていた時期だし、今は完全に状況が違う」とセリーナ・ウィリアムズ。プレーも自信も完全に取り戻し、金字塔に挑む。

続きを表示

2018年9月8日のニュース