日本代表合宿開始 「ジョセフ・ノート」で結束

[ 2018年5月29日 05:30 ]

ラグビー日本代表選手全員に配布された名前入りの通称「ジョセフ・ノート」
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 ラグビー日本代表が28日、宮崎市で6月のテストマッチ3戦に向けた合宿を開始した。午前中にフィットネス練習を挟んで攻守の連係を確認するなど、初日から濃い内容のメニューを消化。ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチは「非常にいい感触。疲労した上でゲームプランを落とし込み選手がどう対応するか見極めている」と練習の狙いを語った。

 集合日だった前日には、選手全員にそれぞれの名前が入ったノートが配布された。通称「ジョセフ・ノート」には「グローカル」「リスペクト」など、選手が日本代表として戦うためのよりどころとなるキーワードが記されている。昨秋に続いて主将を務めるリーチ(東芝)も「(目標は)3勝。勝たないといけない」と固く決意。サンウルブズで築いた自信をさらに深めて決戦に臨む。

 ○…今合宿はジョセフ体制となって初めて、宮崎市のシェラトン・グランデ・オーシャンリゾートで行われる。15年W杯イヤーは4〜8月の長期で合宿を張り、当時の選手にとっては“因縁の地”。W杯を2度経験しているリーチは「つらい思い出もあるが、いい思い出もある」と苦笑い。逆に初経験のフランカー姫野(トヨタ自動車)は「環境は凄くいい。ご飯もおいしく、ついつい食べ過ぎる」と気に入った様子だった。

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2018年5月29日のニュース