規律委、悪質タックルは“日大監督とコーチの指示”と認定

[ 2018年5月29日 22:21 ]

<アメフット関東学連会見>会見する関東学連の(右から)寺田監事、柿沢理事長、森本専務理事(撮影・小海途 良幹)
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 日大アメリカンフットボール部の守備選手による悪質なタックル問題で、関東学生連盟が29日に臨時理事会を開いた。同日夜に柿沢優二理事長(63)らが都内で記者会見し、日大の内田正人前監督(62)と井上奨(つとむ)前コーチ(30)について、永久追放に相当する「除名」処分にしたと発表した。

 会見では調査を行った規律委員会メンバーの森本啓司専務理事(48)が事実認定を報告。双方の主張が食い違っていた悪質なタックル指示の有無について「反則は監督とコーチの指示」と認定した。

 森本氏は「当該選手はケガをさせてしまえということだと受け取った。井上コーチは“思い切りいけという意味でのつぶせ”だったと発言したが、日本代表にも選ばれる選手に対して、わざわざ“思い切り行け”というニュアンスで指示したのは不自然。思い切りいけという当然のことを指示するだけなら“相手選手は友達か”とは聞かない。友達であってもケガをさせてしまえというニュアンスが込められていた。認識の違いは存在しないと規律委員会は断定する」と説明した。

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2018年5月29日のニュース