日大 内田前監督ら29日に処分決定 規律委「反則は監督とコーチの指示」認定へ

[ 2018年5月29日 05:30 ]

日大アメフット部・内田前監督(右)と井上前コーチ
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 日大アメリカンフットボール部の悪質タックル問題で、関東学生連盟が29日に臨時理事会を開いて日大の内田正人前監督(62)らの処分を決めることが28日、関係者の話で分かった。この問題を調査していた関東学連の規律委員会は、内田前監督と井上奨(つとむ)前コーチ(30)に対して厳しい処分を科すように諮る方向。理事会後に関東学連の柿沢優二理事長らが東京都内で記者会見する。

 関東学連の理事会は日本協会の国吉誠会長や清水裕司専務理事ら学連所属の各大学関係者で構成される。罰則規定には重い処分から(1)除名(2)資格剥奪(3)団体活動の一時的または無期限停止(4)公式試合の出場停止――などがある。規律委は、反則をした宮川泰介選手や内田前監督ら指導陣に聞き取り調査を実施。宮川選手は指導陣の指示に従って危険なタックルをしたと話したが、内田、井上両氏は反則指示を否定した。関係者によると規律委は「反則は監督とコーチの指示」と認定する方針を固めている。

 日大企画広報部はこの日、プロ野球巨人のオフィシャルスポンサー契約を解除。また甲子園球場、神宮球場、ナゴヤドーム、横浜、楽天生命パーク宮城、福岡ヤフオクドームでの看板掲出を自粛することも発表した。いずれも「事の重大さに鑑み、自粛いたします」とコメントを出した。騒動の余波はアメフット界だけでなく野球界にも及んでいる。

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2018年5月29日のニュース