内田前監督、井上前コーチの除名検討へ 森コーチは資格剥奪、宮川選手は出場停止か

[ 2018年5月29日 12:33 ]

日大アメフット部・内田前監督(右)と井上前コーチ
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 日本大アメリカンフットボール部の守備選手による悪質な反則問題で、関東学生連盟が29日夜の臨時理事会で、内田正人前監督と井上奨前コーチについて、永久追放に相当する「除名」処分を検討することが分かった。問題を調査した同学連の規律委員会が、反則は両氏の指示と認定したもので、守備を統括する立場だった森琢ヘッドコーチは除名に次いで重い「資格剥奪」、危険なタックルをした宮川泰介選手と、チームには出場停止処分が検討されるとみられる。

 理事会後に柿沢優二理事長らが記者会見する。

 この問題では、指導陣から選手への反則指示の有無が焦点となっている。宮川選手は22日の記者会見で、指導者の指示に従って悪質なプレーをしたと説明したが、指導陣は反則指示を一貫して否定。関係者によると、規律委は「反則は監督とコーチの指示」と認定した。

 関東学連の罰則規定には(1)除名(2)資格剥奪(3)団体活動の一時的または無期限停止(4)公式試合の出場停止―などがある。

 負傷した関西学院大の選手側は大阪府警に被害届を提出し、移送先の警視庁が傷害容疑を視野に捜査する。対応の遅れに非難が集まる日大は、第三者委員会で事実を解明するとしている。

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2018年5月29日のニュース