ジョコ 錦織戦だからこそ湧き出る集中力「圭とはいたちごっこ」

[ 2018年5月19日 08:22 ]

イタリア国際 男子シングルス準々決勝   ジョコビッチ2―1錦織 ( 2018年5月18日    ローマ )

イタリア国際男子シングルス準々決勝、錦織を逆転で下し、ガッツポーズのジョコビッチ(AP)
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 ジョコビッチは完全復活への足がかりとなるようなしぶとさ、強さを見せた。「とてもクオリティーの高い試合だった。特に第1セットの圭はとんでもなかった。とにかく速かった」。しかし、そこから反撃。持ち前のディフェンス力とバックハンドのストレートで錦織を追い込んだ。

 「圭はとても速くて時間を与えてくれない。だからこそ、それに反応するために、こっちも高い集中力が出てくる」。錦織のハイパフォーマンスも好プレーの呼び水となり、先週に続いて熱戦を展開。「僕らのプレーはよく似ている。いたちごっこなんだよ」とかみ合う理由を語った。

 勝負の分かれ目となった最終セット第8ゲームのブレークポイントについては「ラリーでは押されていたが何とかセーブできた。あそこを乗り切れたのはラッキー」と振り返り、「ブレークされていたらどんな結果になっていたか分からない」とも語った。

 準決勝ではラファエル・ナダル(スペイン)と昨年のマドリード・オープン以来、約1年ぶりの対戦に臨む。「クレーで彼に勝つのは究極の挑戦。だがここで止まりたくはない」と闘志を燃やした。

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2018年5月19日のニュース