小祝 初の首位発進!また出た“黄金世代”、自己ベストタイ65

[ 2018年5月19日 05:30 ]

女子ゴルフツアー 中京テレビ・ブリヂストン・レディース第1日 ( 2018年5月18日    愛知県豊田市 中京GC石野C=6441ヤード、パー72 )

初日7アンダーで単独首位に立った小祝
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 “黄金世代”の一角を担う小祝さくら(20=ニトリ)が、ツアーでの自己ベストに並ぶ65の快スコアをマークし、7アンダーでアマチュアだった16年ニッポンハムレディース初日以来となる単独首位スタートを切った。笠りつ子(30=京セラ)が首位に1打差の2位。賞金ランク首位を走る女王・鈴木愛(24=セールスフォース)は左膝痛のため欠場した。

 ゆっくり、ポツポツとしか言葉が出てこない。「あんまり覚えてないんです…」。笑顔でハキハキが基本の黄金世代にあって小祝は地味な存在だが、今風に染まることもない。しんの強さは世代一とも言える。

 単独首位発進の原動力はパター。4〜5メートルの距離をことごとく沈めて7バーディーを奪った。「ずっと前から練習してきたので…」細いレールの上でボールを真っすぐ転がすストロークをするための反復練習を根気強く続けてきた。その成果がようやく形になった。

 プロ入り2年目。アマチュアとの違いに戸惑うこともあるが、小祝が感じるのは人との実力差ではなくコース難易度の差。決して人は見ない。プレー中もスコアすらカウントせず、目の前のプレーに没頭することが多い。

 その小祝が初めてライバルを意識した。「気が締まりました。もっと頑張んなきゃ」。3週前のサイバーエージェント・レディースでツアー初優勝した新垣を囲み、勝と祝勝会を開いたのは先週。プロテスト最下位からの逆襲へ勝負の2日間になる。

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2018年5月19日のニュース