日大アメフット部・内田監督が辞任表明「全て私の責任」

[ 2018年5月19日 15:45 ]

アメリカンフットボールの悪質な反則行為問題で、辞任を表明し謝罪する日大の内田正人監督
Photo By 共同

 アメリカンフットボールの日大と関学大の定期戦で日大の選手が悪質な反則行為で関学大の選手を負傷させた問題で、日大の内田正人監督が19日、関学大を訪問し、負傷した選手や保護者に謝罪した。その後、大阪空港で取材に応じ「一連のこの問題は全て私の責任です。監督を辞任いたします」と表明した。

 内田監督は反則を犯した選手に対し「私はあの後、注意しておりません。私の責任です。私の判断の悪さ」と話した。

 内田監督はこの日、兵庫県西宮市内で負傷した選手や保護者に謝罪。関学大の鳥内秀晃監督、小野宏ディレクターも同席し、謝罪を受けた。

 日大アメフット部は15日付の関学大への回答書で、事実関係を解明して24日をめどに再回答する意向を示していたが、謝罪については、加藤部長が17日付の文書で「近日中に、弊部責任者が負傷された選手及び保護者の方並びに関西学院大学アメリカンフットボール部へお伺いし、謝罪させていただく所存です」と表明していた。

 関学大は、日大からの回答書の内容がプレーの真相究明も、具体的な善後策もなかったとして、17日に会見を開き、鳥内秀晃監督、小野宏ディレクターが怒りの表明。責任者の謝罪がない姿勢に対して「あれだけ悪質なプレーがあったなら、次の日にでも責任者が来て、直接謝罪するのが筋。同じ指導者として、その姿勢はとても受け入れられない」と日大側に不信感を抱いていた。

続きを表示

この記事のフォト

2018年5月19日のニュース