沙羅 女王の貫録!地元凱旋試合で圧倒V

[ 2016年3月5日 05:30 ]

1回目で94・5メートルをマークした高梨

 スキー宮様国際大会第1日は4日、札幌市・宮の森ジャンプ競技場などで行われ、ジャンプのノーマルヒル(HS100メートル、K点90メートル)女子は、2季ぶりにW杯個人総合優勝を果たした高梨沙羅(19=クラレ)が、合計248点で優勝した。1回目に94.5メートルでトップに立ち、2回目も最長不倒の95メートルをマーク。地元での凱旋試合で圧勝Vを飾った。成年男子は小林潤志郎(24=雪印メグミルク)、少年男子は佐藤慧一(18=下川商)がそれぞれ制した。

 あまりにも強すぎる。首位で迎えた高梨の2回目だ。風がめまぐるしく変わる中、最長不倒となる95メートルまで一気に伸ばした。女子で唯一となるK点越えを2本そろえる圧勝。地元ファンに感謝の凱旋Vを届けた。

 「平日にもかかわらず多くのファンが来てくれたので、いいジャンプがしたかった」。今季のW杯は2戦(ルーマニア)を残し、雪不足のため中止が決定。20日にはW杯の表彰式がスロベニアで行われるため、国内最終戦となる19日の伊藤杯(大倉山)に高梨は出場できない。今大会2戦が今季最後となるだけに、力が入らないわけがなかった。6日にはラージヒル(大倉山)が行われる。「今年一年の集大成を見せられればと思う。自分の満足のいく内容で締めくくりたい」。女王は今季連勝締めしか狙っていない。

続きを表示

2016年3月5日のニュース