西山 69で首位浮上 ハワイ合宿効果で強風動じず

[ 2016年3月5日 05:30 ]

10番、バンカーからリカバリショットを放つ西山ゆかり

女子ゴルフツアーダイキン・オーキッド・レディース第2日

(3月4日 沖縄県南城市 琉球ゴルフ倶楽部=6649ヤード、パー72)
 首位と5打差の6位から出た西山ゆかり(33=アマダホールディングス)が4バーディー、1ボギーの69で回り、通算4アンダー、140でテレサ・ルー(28=台湾)、松森彩夏(21=スターツ)と首位に並んだ。オフにはハワイで合宿を行い、師匠で男子プロの芹沢信雄(56=TSIグルーヴアンドスポーツ)の指導を受けて強風の中でもぶれないスイングに修正。早速、結果となって表れた。

 風速8メートルを超える風に選手は苦しめられたが、西山は動じなかった。4番パー5で第2打をグリーン手前まで運ぶと、残り30ヤードをピンそば1・5メートルに寄せてバーディー。続く5番はピンまで残り112ヤードの第2打を9Iで再び1・5メートルにつけてスコアを伸ばした。

 「オフは風が強いハワイで練習したので、あまり気にならなかった」という。2月にチーム芹沢のハワイ合宿に参加。強風の下でショットを打つ時に球を抑えようとして上体が突っ込む癖があったが、師匠の芹沢信雄に指摘され修正に努めたことが奏功した。その合宿期間中には憧れの人と初対面。プロ野球巨人前監督の原辰徳氏と食事をする機会に恵まれ、「昔から大ファンなんです!頑張ってねと言ってもらえてうれしかった」と大興奮。原氏との貴重な時間もツアーを戦う原動力に変えた。

 昨年8月のmeijiカップは芹沢がキャディーを務め、師弟タッグで初優勝を飾った。「ことしは2勝目、3勝目を挙げたい。芹沢プロにはまずはシードだって言われてますけど(笑い)」。今季は芹沢がバッグを担ぐ予定はない。早くも巡って来たチャンスをつかみ、師匠に“独り立ちV”の吉報を届けたい。

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2016年3月5日のニュース