初V琴奨菊が水上パレード 出身地の福岡・柳川市で「川上り」

[ 2016年3月5日 09:30 ]

 1月の大相撲初場所で初優勝して日本出身力士として10年ぶりに賜杯を抱き、春場所(13日初日・エディオンアリーナ大阪)で初の綱とりに挑む大関琴奨菊関(32)=本名菊次一弘、佐渡ケ嶽部屋=の優勝祝賀水上パレードが5日、出身地の福岡県柳川市で行われ、琴奨菊関は集まった市民らに「本当につらい時期も温かく見守って、叱咤激励していただいた」と感謝の言葉を述べた。

 柳川市は船頭の操る舟で水路を巡る「川下り」が有名。同市と後援会共催のパレードは横綱昇進へ験を担ぎ、通常と逆の「川上り」で実施した。春場所15日間の全勝を願い、15隻の舟で全長約4キロのコースを1時間半かけて周遊。琴奨菊関は昨年7月に結婚した祐未夫人(29)らと紅白の幕で飾られた舟に乗り込み、水路沿いの大勢のファンに手を振って応えた。

 琴奨菊関の水上パレードは2011年10月にも大関昇進を祝い、川上りコースで催された。

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2016年3月5日のニュース