日本女子 2大会連続決勝!15歳・美誠 驚異の底力で逆転勝ち

[ 2016年3月5日 05:30 ]

女子準決勝 北朝鮮に勝利し、喜びを爆発させる伊藤美誠

卓球世界選手権団体戦第6日・女子準決勝 日本3―1北朝鮮

(マレーシア・クアラルンプール)
 日本女子は準決勝で北朝鮮に3―1で勝ち、2大会連続の決勝進出を決めた。1次リーグでも勝っている難敵に再び土をつけた。1番手で敗れた伊藤美誠(15=スターツ)が4番手で驚異の底力を発揮。3ゲーム目を18―20で落としながらも、その後の2ゲームを連取してチームの勝利を決めた。中国―台湾の勝者と対戦する6日の決勝で、71年名古屋大会以来となる45年ぶりの金メダルを目指す。

 精神年齢は15歳をはるかに超えている。伊藤が大人でもマネできない驚異の底力を発揮した。1番手で敗れ失意のまま4番手で登場。3ゲーム目は長い長い攻防の末に18―20で失った。しかし、そこから2ゲームを連取して逆転。北朝鮮で最も実力があるリ・ミョンスンを退け、決勝進出を自らの手で決めた。

 「やっと終わったって。勝ってすごくホッとしました。こんなに苦しい試合はなかったので」

 逆境をはね返せたのは、攻める勇気があったからだ。初対戦の世界ランキング37位はカット型。1ゲーム目は球質になれずあっさり4―11で落としたが、「ミスしてもスマッシュで決めるところは決めよう」と腹をくくっていた。18―20で失った後も「しょうがない。内容は良かった」とポジティブ。会場はきれいなドレスを来た女性5人を含め北朝鮮の応援団の大歓声が響いていた。アウェー感がある上に、初戦を落とした責任を強く感じていた。5ゲーム目を5連続ポイントで奪うと、涙が自然と頬を伝った。

 3番手の福原の「ずっと鳥肌が立ってました」という言葉が熱戦を物語る。村上恭和監督は中学3年生の精神力の強さを称賛した。「18―20で負けて次のゲームで勝ったなんて選手を見たことがありません」。北朝鮮は昼にシンガポールとの準々決勝で4時間近い熱戦。疲労は否めなかった。ここに来て1次リーグ1位通過の恩恵が表れた。

 「(個人として)初めて決勝に行けてうれしいけど、ここで満足しないようにしたい」

 日本勢2大会連続の決勝進出にも気を引き締めた。最強の10代が目指すのはあくまで金メダルだ。

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