日本男子 47年ぶり頂点へ中国戦、エース水谷「歴史変えたい」

[ 2016年3月5日 23:35 ]

世界卓球団体戦男子準決勝 イングランド戦の第1試合で、ガッツポーズを見せる水谷隼(AP)

卓球世界選手権団体戦第7日

(3月5日 マレーシア・クアラルンプール、マラワティ体育館)
 卓球日本男子が前日(4日)の女子に続いて世界選手権団体戦決勝進出を果たした。

 相手は世界ランク16位のイングランド、同3位の日本と比べれば格下の感はあったが、準々決勝でフランスを下した勢いがあった。1番手の水谷隼(26=ビーコン・ラボ)こそストレート勝ちを収めたが、2番手の吉村真晴(22=愛知工大)はピッチフォードにフルゲームの接戦、3番手の大島祐哉(22=早大)はウォーカーに1ゲーム返したものの完敗を喫した。

 再度登場した4番手のエース水谷も2ゲームを失って、第3ゲームを返したものの第4ゲームでマッチポイントを握られる大ピンチ。「諦めないで1本ずつ」と振り返ったように驚異の粘りで逆転、最終ゲームを強打で押し切って熱闘を制した。

 男子が決勝に進むのは39年ぶり、男女アベック決勝進出は45年ぶり、頂点に立てば47年ぶりとなる。記録的ブランクを超えるためには8連覇を狙う中国を倒さなければならない。2勝した水谷は「舞台は整った。歴史を変えたい」、吉村は「いい準備をしたい。やるしかない」、大島は「きょうの負けを勝ちにつなげたい」と悲願達成に意気込んだ。

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