日本男子 イングランド下し39年ぶり決勝進出、6日中国と決戦

[ 2016年3月5日 23:11 ]

世界卓球団体戦男子準決勝 イングランド戦の第1試合で、ガッツポーズを見せる水谷隼(AP)

卓球世界選手権団体戦第7日

(3月5日 マレーシア・クアラルンプール、マラワティ体育館)
 卓球の世界選手権団体戦第7日は5日、クアラルンプールで準決勝が行われ、世界ランキング3位の日本男子は同16位のイングランドと対戦。3―1で勝ち、39年ぶりの決勝進出を決めた。日本は1977年バーミンガム大会(英国)以来の銀メダル以上が確定した。男女とも決勝に進出したのは、71年の名古屋大会以来45年ぶり。

 試合は1番手のエース水谷隼(26=ビーコン・ラボ)がドリンクホールに先行されながらも、徐々にペースをつかんで優位に立ちストレートでものにした。2番手の吉村真晴(22=愛知工大)はピッチフォードにフルゲームに持ち込まれたが、最終ゲームを逆転で取って王手をかけた。

 3番手の大島祐哉(22=早大)はウォーカーに2ゲーム先取され、第3ゲームを返したものの、第4ゲームを失って敗れた。4番手はエースの水谷が再び登場、ピッチフォードの長身からの強打に苦しみ2ゲームを先取されたが、第3ゲームから粘り強く戦いフルゲームに持ち込むと、最後は強打を連発して押し切った。

 6日の決勝は韓国を3―0で下した8連覇を狙う中国と対戦、1969年ミュンヘン大会(当時西ドイツ)以来47年ぶりの頂点を狙う。

 ▼水谷隼の話 ここまで苦しい試合になると思っていなかったので、決勝へ進出できてほっとしている。舞台は整った。決勝では世界で勝ち続けてきた中国に、僕たちが歴史を変えられるように頑張る。

 ▼吉村真晴の話 みんながチーム一丸となった勝利は大きい。(自分の試合は)接戦になったが、気持ち的には優位に戦えた。

 ▼大島祐哉の話 自分の力を発揮できずに終わった。僕は負けたが、チームのみんなに助けられて本当に良かった。(決勝では)勝ちにつなげられるように頑張りたい。

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