日本男子も4強!水谷に加え吉村勝利で香港にリベンジ

[ 2016年3月5日 05:30 ]

男子準々決勝 香港戦で得点を奪いガッツポーズの水谷隼(AP)

卓球世界選手権団体戦第6日・男子準々決勝 日本3―1香港

(マレーシア・クアラルンプール)
 日本男子は準々決勝で香港に3―1で勝利。3位決定戦がないため、5大会連続のメダルが確定した。

 メダル確定の響きは何度聞いても心地いい。前回まで4大会連続で銅メダルを奪っている男子が準々決勝を突破。勝利を決めるとハイタッチで喜びを分かち合った。2勝を挙げた水谷は「エースの責任を果たせた」と安どの表情を浮かべた。

 香港には12年ロンドン五輪準々決勝で敗れた。この時は水谷がシングルスで2勝しながら他のメンバーが勝てず、メダルへの道を阻まれた。五輪はダブルスが1試合入るため、全てシングルスの世界選手権とは少し形式が違うが、日本の課題は明白だ。エース水谷以外が勝てるのかどうか。その問いに吉村が応えた。

 2番手で出て、世界ランク12位の黄鎮廷に0―2から大逆転勝ちを収めた。湿度90%に迫る環境で、サーブのマジシャンは「ラケットが滑って思うようにサーブが出せなかった」と苦労しながらひっくり返した。香港のエースにぶつけた倉嶋洋介監督も「きょうの殊勲賞」と絶賛した。

 水谷一人のチームから脱けだしたことで、77年バーミンガム大会以来、39年ぶりの決勝進出が見えてきた。

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2016年3月5日のニュース