フェデラー 4年ぶり優勝ならず 来季はジョコの第2サーブ崩す

[ 2015年11月23日 14:50 ]

 男子テニスの年間成績上位8人による今季最終戦、ATPツアー・ファイナル最終日は22日、ロンドンでシングルス決勝が行われ、世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が同3位のロジャー・フェデラー(スイス)に6―3、6―4でストレート勝ちし、史上初の4連覇で5度目の優勝を果たした。賞金206万1000ドル(約2億5300万円)を獲得し、四大大会3勝を含めて今季ツアー11大会を制した。

 ジョコビッチは第1セットから好リターンと守備力で主導権を握り、第2セットも最多6度の優勝を誇るフェデラーの反撃を抑えた。

 最多6度優勝の34歳、フェデラーは第1セットで2度のブレークチャンスを生かせず、ネットプレーのミスも重なって流れを手放した。4年ぶりの制覇に届かず「もっと手堅くプレーするべき場面で攻め急いでしまった」と敗因を挙げた。

 1次リーグは多彩なショットが有効でストレート勝ちしたが、一転して決勝では相手の堅実な守備で封じ込まれた。今季はウィンブルドン、全米オープン決勝でジョコビッチに敗れて準優勝。最終戦でも壁に阻まれ「来季はもっと彼の第2サーブを崩したい」と攻略へ闘志をのぞかせた。(共同)

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2015年11月23日のニュース