世界No.1ジョコビッチ 報道陣にチョコ配布“チョコビッチ”に

[ 2015年11月23日 07:20 ]

優勝会見後に各国記者にチョコを配るジョコビッチ

 世界No.1のチョコは美味しかった。いや、ジョコは強かった。男子テニスの今季最終戦、ATPツアー・ファイナル最終日は22日、英国ロンドンのO2アリーナで行われ、シングルス決勝で世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(28=セルビア)が同3位のロジャー・フェデラー(34=スイス)を6―3、6―4で下し、4年連続5度目の優勝を飾った。

 シーズン初戦のカタール・オープン以外は、出場した15大会すべてで決勝に進出。キャリアハイの年間11勝、4大大会は全仏を除く3大会を制した。「信じられないシーズン」の最後も、1次リーグで敗れたフェデラーに雪辱の大団円。鉄壁の守備とコースを突いたミスのないストロークは全く崩れなかった。

 大会史上初の4連覇を果たし、喜びの優勝会見を終えると、笑顔で各国メディアにチョコを配り始めた。報道陣の1年間の労をねぎらい、感謝を示すために2012年大会から始めた“チョコビッチ”セレモニー。「グルテンフリーだから安心さ」「まだ新しい箱があるから大丈夫だよ」と言いながら、ベルギーの有名ブランド「ノイハウス」のチョコを配るジョコビッチは実に楽しそう。圧倒的な強さを見せた世界No.1は、その立場にふさわしい気遣いも持ち合わせていた。

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2015年11月23日のニュース