三宅世界選手権で銅 4大会連続五輪出場有力

[ 2015年11月23日 05:30 ]

女子48キロ級で3位に入り、表彰式で喜ぶ三宅宏実

重量挙げ 世界選手権第2日

(11月21日 米テキサス州ヒューストン)
 リオデジャネイロ五輪出場枠を懸けて21日、行われ、女子48キロ級でロンドン五輪銀メダリストの三宅宏実(いちご)はスナッチ85キロ、ジャーク108キロのトータル193キロで銅メダルを獲得し、4大会連続の五輪出場が有力となった。17歳の蒋恵花(中国)がトータル198キロで優勝した。五輪出場枠は昨年と今回の世界選手権の国別得点を合計した順位によって決まる。日本協会は獲得する枠数に応じ、最上位の入賞選手を五輪代表とするなどの条件を定めている。

 三宅はジャークの3回目で109キロに挑んだが、静止できずに失敗した。この時点で2位。逆転されることを覚悟したが、失敗する選手が相次ぎ表彰台に踏みとどまった。30歳のロンドン五輪銀メダリストが価値ある3位で4度目の五輪出場に前進した。前回の五輪後は1メートル46の体が悲鳴を上げ、昨年末ごろには腰に痛みが発生。骨の炎症が判明し、「基礎からやり直した」とフォーム固めに苦心。表彰式ではテキサス州にちなんだカウボーイハット姿で「30歳になって未知の世界に入るけど、自分自身にトライしたい」と笑顔で語った。

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2015年11月23日のニュース