柏原2万円差“逃げ切り”初シード 涙のルーキー50位死守

[ 2015年11月23日 05:30 ]

1番、ティーショットを放つ柏原

女子ゴルフツアー 大王製紙エリエール・レディース最終日

(11月22日 福島県いわき市 五浦庭園カントリークラブ=6460ヤード、パー72)
 ルーキーの柏原が涙の初シード入りだ。大会前に賞金ランク50位とシード権の当落線上にいたが、最終日を35位でフィニッシュ。「最終9番でボギーを叩いた時は“もうダメだ”と思った」と言うが、51位の福田裕子をわずか2万3167円上回って50位を死守した。ホールアウト後はうれし涙を流す母・友美さんを見て「もらい泣きしました」と目を潤ませた。

 昨年の最終予選会で上位に入れず、今季はわずか19試合の出場にとどまった。だが、10月の日本女子オープンで4位に入るなど、こつこつ賞金を積み重ねた。プロテスト同期の堀琴音や永峰咲希らと仲が良く「みんなの活躍に刺激を受けた」と会うたび、お互いの目標を語り合ったという。またジュニアの頃から親交がある松山英樹とは今週も連絡を取り合い、優勝争いを繰り広げた先輩に触発された。「いい経験ができた。勉強することばかりですね」と19歳は晴れやかな笑顔でコースを後にした。 

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2015年11月23日のニュース