陸連不正疑惑でケニア選手 辞任要求で抗議活動

[ 2015年11月23日 23:10 ]

 ケニア陸連のオケヨ副会長ら幹部3人が米スポーツ用品最大手ナイキとのスポンサー契約料の一部を着服した疑いで捜査されている問題で、ケニアの陸上選手グループが23日、ナイロビのケニア陸連本部で辞任を要求して抗議活動を開始した。英BBC放送などが伝えた。

 この問題で国際陸連は倫理委員会が事実関係の調査に乗り出している。近年はケニアでドーピング違反も相次ぎ、長距離王国の選手は国内の反ドーピング態勢の不備や幹部の対応を批判した。

 世界反ドーピング機関(WADA)の第三者委員会で責任者を務めるパウンド氏は組織的なドーピングが認定されたロシアに続き、ケニアの実態についても「多くの禁止薬物を使用した極めて明白な証拠がある」と懸念を表明している。(共同)

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2015年11月23日のニュース