横審 猫だまし、3連敗でV逸の白鵬に苦言「横綱として…」

[ 2015年11月23日 20:21 ]

 日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)は23日、東京都内で定例会を開き、大相撲九州場所10日目に横綱白鵬が関脇栃煌山戦で見せた猫だましの奇襲に対し、各委員から「横綱としてふさわしくない」との意見が数多く上がった。

 横審の守屋秀繁委員長(千葉大名誉教授)は物議を醸した猫だましに「相撲を楽しんでいる」と一定の理解を示した。一方で、白鵬が初日から12連勝した後で横綱日馬富士ら同じモンゴル勢に3連敗し、優勝を逃した内容を問題視。「力が入っていない。何が理由でそうなったのか分からない」と苦言を呈した。

 守屋委員長は2年ぶりに優勝した日馬富士を「満身創痍でよく頑張った。称賛に値する」と評価。2連覇を逃して9勝に終わった横綱鶴竜には「クンロク(9勝6敗)は駄目な大関が言われた言葉。ふがいない成績だ」と奮起を促した。

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2015年11月23日のニュース