稀勢の里 異例の大関昇進前日会見中止

[ 2011年11月30日 06:00 ]

 日本相撲協会は30日、福岡市内で初場所(来年1月8日初日、両国国技館)の番付編成会議と臨時理事会を開き、九州場所で10勝を挙げた稀勢の里(25=鳴戸部屋)の大関昇進を正式に決定する。この日、稀勢の里は宿舎で記者会見を行う予定だったが、部屋の都合で急きょ中止となった。

 昇進力士の前日会見が中止となるのは異例。背景には部屋全体がまだ先代鳴戸親方(元横綱・隆の里)の急死の悲しみを引きずっている上に、出稽古を禁止させたり稽古中に長時間の訓示をするなど独特の指導方法で知られた部屋らしく、昇進前の“セレモニー”よりも伝達式本番に意識を集中したいとの関係者の思いがあるようだ。

 稀勢の里も言葉少なで、緊張感はあるかと問われると「ない」と語っただけ。伝達式には一門の二所ノ関理事(元関脇・金剛)と湊川親方(元小結・大徹)が使者として宿舎を訪れ、新師匠の鳴戸親方(元幕内・隆の鶴)と先代夫人の典子さんの同席のもと口上を述べる予定だ。口上の内容については、後援者らが知人の国語学者に相談し、稀勢の里の人間性を表す四字熟語を使ったものを推薦。中身について本人は語らず、「どうでしょうか」とはぐらかすだけだった。

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