“21世紀の大器”藤永27歳の初マラソン

[ 2009年3月8日 06:00 ]

藤永 佳子

 8月の世界選手権(ベルリン)女子マラソン代表選考会を兼ねた名古屋国際女子マラソンはきょう8日、瑞穂陸上競技場発着のコースで行われる。7日は名古屋市内で有力選手が会見。高校時代に“21世紀の大器”と期待されながら伸び悩んできた藤永佳子(27=資生堂)が、初マラソンでの再起を誓った。長崎・諫早高時代の99年に世界陸上選手権五千メートル代表に選ばれた。だが、その後は度重なるケガで不振が続いた。「もう一度、世界の舞台で走ってみたい」。トラックで不完全燃焼に終わった夢をマラソンに託した。「これからが(陸上人生の)スタートです」。世界を初体験してから10年。未完の大器が42・195キロに挑む。

 ◆藤永 佳子(ふじなが・よしこ)1981年(昭56)8月15日、長崎県北松浦郡佐々町生まれの27歳。諫早高―筑波大。佐々中1年から陸上を始め、全国高校駅伝で2、3年時に2年連続1区区間賞。99年世界選手権セビリア大会五千メートル代表。大学1年で日本選手権五千メートルを優勝。1メートル70、55キロ。血液型O。家族は両親と兄、妹。

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2009年3月8日のニュース