愛子、デュアルも制し2冠!「気力で頑張った」

[ 2009年3月8日 10:07 ]

デュアルモーグルも制し、2冠を達成した上村愛子

五輪内定1号!愛子「世界の完ぺき女王様」

 フリースタイルスキーの世界選手権猪苗代大会は8日、福島県猪苗代町のリステルパークでデュアルモーグルを行い、女子は日本選手対決となった決勝で上村愛子(29=北野建設)が伊藤みき(21=中京大)を下し、前日のモーグルに続いて2つ目の金メダルを獲得した。1999年にデュアルモーグルが世界選手権種目となって以降、2冠達成は女子のカーリ・トロー(ノルウェー)に続いて2人目。
 予選首位で決勝トーナメントに進んだ上村は卓越したターン技術で他を圧倒。決勝では伊藤を20―15で退けた。
 西伸幸(23=白馬ク)は決勝でアレクサンドル・ビロドー(カナダ)に11―24で敗れたが2位となり、伊藤とともにバンクーバー冬季五輪のモーグル代表に内定した。
 準決勝で伊藤に敗れた里谷多英(フジテレビ)は3位決定戦でも敗れて4位。村田愛里咲(北海道・北海道尚志学園高)は1回戦で伊藤に完敗、男子の附田雄剛(リステル)は準々決勝で惜敗した。
 デュアルモーグルは2人1組で滑り、優劣を競う対戦方式で実施、35ポイントを取り合う。

 ▼上村愛子の話 2冠には、自分でもびっくりしている。今日は集中するのが大変だったが、ほかの日本選手も頑張っていたので、一緒に表彰台に立ちたいと思い、気力で頑張った。

 ▼伊藤みきの話 素晴らしい舞台で、ベストリザルトを出せてうれしい。自分の滑りができた。バンクーバー五輪に向けては計画的に、いろんなことを考えて準備したい。

 ▼西伸幸の話 モーグルで4位だったので、悔しさをばねにした。五輪代表になったが、まだまだ足りない部分がある。体づくりをして、技術もレベルアップしていきたい。

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2009年3月8日のニュース