滑り込みプレーオフ…神鋼、さあ東芝討ち

[ 2009年1月18日 19:40 ]

東芝が1位通過!神鋼もプレーオフ決めた

そしてヤマハ発動機の今季は終わった

 【ラグビートップリーグ・神戸製鋼23―10ヤマハ発動機】神戸製鋼がプレーオフ最後の枠に滑り込んだ。4位の座を争っていた眼下の敵に快勝。平尾総監督は「次に進める権利を得たことをうれしく思う。守るという意識が高かった」と喜びをかみしめた。
 総監督の言葉が示すように粘り強い防御が勝因だ。2トライを許した前半は4点をリードされて折り返したが、後半は的確なタックルでヤマハ発動機の前進を阻んで無得点に封じた。16―10で迎えた勝負どころの後半39分には、フランカー伊藤が敵陣ゴール前で強烈なタックルを浴びせてターンオーバーして、貴重なトライにつなげた。
 2季前の最終節ではヤマハに敗れて、プレーオフ進出を逃した苦い経験がある。当時を知る37歳の大ベテラン伊藤は「借りを返したいという気持ちがあった」とチームの思いを代弁した。
 プレーオフはリーグ戦1位の東芝が相手。今季、神鋼は東芝に唯一土を付けている。主将のSH後藤は「失うものは何もない。一番思いっきり挑戦できる立場。いい試合をあと2試合したい」と意気込む。トップリーグ初代王者が思い描いているのは王座の奪還だけだ。

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2009年1月18日のニュース