冷や汗…朝青龍それでも“初顔戦”29連勝

[ 2009年1月17日 20:44 ]

朝青龍が突き落としで嘉風を下す

 【大相撲初場所7日目】薄氷を踏むような勝利だった。豊ノ島を圧倒した6日目から一転、朝青龍は初対戦の嘉風の攻めに冷や汗をかいた。

 激しく突っ張ったが、もろ差しの嘉風が寄ると土俵際に詰まった。大ピンチを右首投げでしのぎ、なおも攻める相手を突き落とし。持ち前の運動神経で白星を拾い、勝負がついた後も嘉風を必要以上ににらみ続けた。
 これで初顔合わせの相手に29連勝。ただ支度部屋では、すべての質問に無言を通した。5日目にインターネットの掲示板に殺害予告を書き込んだ容疑者が逮捕された際に、「殺してやる」との発言を報道されたことが納得いかないようだ。
 相撲内容も機嫌も、一日ごとに変わる。武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)は「一日一番が必死。気をもませるというか、ファンをドキッとさせる場面が朝青龍にはある」と話す。この横綱の土俵からまだまだ目が離せない。

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2009年1月17日のニュース