クルム伊達 13年ぶり本戦進出に王手!

[ 2009年1月17日 06:00 ]

アニを破り13年ぶりの本戦出場に王手をかけたクルム伊達

 テニスの全豪オープン予選は16日、メルボルン・パークで行われ、女子シングルス2回戦でクルム伊達公子(38=エステティックTBC)が世界ランキング118位のマレット・アニ(26=エストニア)を6―4、4―6、6―0で破り、13年ぶりの本戦進出にあと1勝と迫った。17日の3回戦の相手は世界ランク416位のマリヤ・ミルコビッチ(18=オーストラリア)。3回戦に勝てば、19日開幕の本戦出場が決まる。

【Go!アスリート クルム伊達公子】

 数日前の猛暑とは対照的に肌寒く、サーブのトスが大きく横に流れるほどの強風に手を焼いたのは伊達だった。第1セットを奪って迎えた第2セット。4―4で迎えた第9ゲームをダブルフォールトやショットのミスが重なり、ラブゲームでブレークされた。
 緩急をつけたアニのショットに手を焼き「風がはっきりしていればショットを選択できたけど、舞っていて対応が難しかった」と振り返った。だが、後に引きずらなかった。アニが首周辺の痛みで試合中に治療を受けるなど集中力を失ったこともあり、最終セットは1ゲームも失わなかった。
 「ボールをしっかり見極めて、自分から攻め急がず、我慢するところは我慢した」。04年の全豪女子ダブルス準優勝の相手を下し、4大大会復帰まであと一歩と迫った。

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2009年1月17日のニュース