火花散った!佳純ちゃんVS愛ちゃん

[ 2009年1月17日 21:09 ]

女子ダブルスで福原、照井組を下し、初優勝を果たした石川(左)、平野組

平野、石川組が女子制覇/全日本卓球

 【全日本卓球選手権】女子ダブルス決勝は、福原愛と“愛ちゃん2世”で知られる石川佳純が対戦。守勢に回った福原が最後に強打を外して天を仰いだのに対し、積極的に攻めた石川はうれしそうにパートナーの平野と握手を交わした。
 ともに勝ち進んでいるシングルスは18日に準々決勝で公式戦初対決が実現する。だが、その“前哨戦”は5歳年下の石川に軍配が上がった。初タイトルを獲得したサウスポーは「(五輪代表の)平野さんと組むので優勝したかった。久しぶりに愛ちゃんのボールを受けることもできた」。最年少優勝を狙うシングルスに大きな弾みがついた。
 2年前の練習試合で初めて勝負したときは福原が逆転勝ちしたが、最近では石川が全日本で2年連続準決勝進出を果たすなど、成長している。
 意識する福原は、年末年始を北京での練習に費やし、成人式も欠席して今大会に照準を合わせてきた。仮想石川らのために磨きをかけたフォアは威力を増し、6回戦は22分で勝利を収めた。
 福原が「自分はベスト8が最高。石川選手は何回も3位に入っているし、挑戦者として思い切ってぶつかりたい」と言えば、石川は「愛ちゃんと試合ができるのはうれしいけれど、やるからには勝つのを目標にやりたい」。日本を背負う2人のヒロインが雌雄を決するときは迫った。

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2009年1月17日のニュース