石川&平野8強!中国下部リーグ参戦へ

[ 2009年1月17日 06:00 ]

女子ダブルス5回戦でスマッシュを放つ石川佳純と平野早矢香(右)

 卓球全日本選手権第4日は16日、東京体育館で行われ、女子のホープ、石川佳純(15=ミキハウスJSC)と女王・平野早矢香(23=ミキハウス)が、世界最高峰の中国スーパーリーグの下部リーグ、中国甲Aリーグに参戦することになった。2012年ロンドン五輪へ向けたレベルアップが目的で、今月中に所属チームが決まる見通し。この日、ジュニア女子シングルスで3連覇を達成した石川が、本場で腕を磨くことになった。

 福原に続くホープと期待される15歳の高校1年生が、卓球王国に殴り込む。今年から参戦を予定する中国甲Aリーグで、石川が所属するチームは決定していないが、複数のチームが受け入れ態勢を整えている。平野とは別チームになるという。
 下部リーグでの参戦には意味がある。05、06年に福原が中国スーパーリーグに参戦したが、1年目はダブルスが主体でシングルスの出場機会に恵まれなかった。石川、平野はシングルスで出場できるチームを希望している。
 2人が所属するミキハウスの大嶋監督は「トップクラスのボールをどんどん受けて、肌で感じることが大事」と話す。今月中には調整が終わる予定で、2人は試合のたびに日本と中国を往復するスタイルになるという。
 石川はこの日、ジュニアのシングルスで福原以来の3連覇を達成。平野と組んだ一般の女子ダブルスで8強、シングルスは平野とともに5回戦に進出した。「3連覇することができて半分、ホッとしてる」と話したホープが、ロンドンへの道を中国でスタートさせる。

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2009年1月17日のニュース