安馬 大関へ白星発進、母来日でバックアップ

[ 2008年11月10日 06:00 ]

白星発進した安馬(左)と琴奨菊

 【大相撲九州場所初日】大関昇進を狙う安馬が逆転で白星発進した。緊張の初日、立ち合いで琴奨菊と呼吸が合わず、1度目は自分が、続く3度は相手の手つき不十分を指摘された。5度目で成立したが、相手に左を差されて追い込まれた。土俵際で体が反応し、こん身の下手投げ。抜群の集中力を発揮し「相手が軽く感じたのでいけると思った。場所前にしっかり稽古できた自身もあります」と胸を張った。

 出番前に激励に訪れたモンゴルの先輩力士、元小結・旭鷲山のダバー・バトバヤル氏によると、母国から母ミャグマルスレンさんが来日。千秋楽まで滞在し、息子を支えるという。兄と慕う朝青龍からも「自信を持っていけ」と激励されている。周囲は昇進ムードに沸いているが「これからが勝負。毎日頑張ります」と表情を引き締めた。

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2008年11月10日のニュース