冨田が引退会見「美しい演技が難しくなった」

[ 2008年11月10日 16:48 ]

 2004年アテネ五輪の体操男子団体総合で日本の28年ぶりの金メダル獲得に貢献するなど、日本のエースとして活躍してきた冨田洋之(セントラルスポーツ)が10日、東京都内で記者会見し、現役引退を表明した。

 27歳で引退を決意した理由について「年々衰えを感じていた。理想としてきた美しい体操を、自分の中で演技することが難しくなってきた」と説明。05年世界選手権個人総合の優勝、北京五輪団体総合の銀メダルなどで実績を残したことや、多くのファンに支えられたことを挙げ「本当に満足のいく体操人生だった」と語った。
 15、16日の豊田国際競技会が国内最後の大会で、世界ランキングで出場が決まった場合は、種目別世界一を争うワールドカップ(W杯)決勝大会(12月13、14日・マドリード)が現役最後の試合となる。今後の方向性については未定とした。

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2008年11月10日のニュース