五輪出場まであと一歩…中国に零敗

[ 2008年11月10日 06:00 ]

 アイスホッケー女子バンクーバー冬季五輪採集予選最終日は9日、中国・上海で行われ、3大会ぶりの五輪出場を懸けて最終戦に臨んだ日本は中国に0―2で敗れ、98年長野五輪以来の五輪出場はならなかった。ともに2連勝で、勝った方が五輪出場権を獲得する一戦で、世界ランキング9位の日本は同8位の中国に零敗。中国は2大会ぶり3度目の五輪出場権を獲得した。

 目の前に見えていた五輪切符を逃し、全選手の目から涙があふれた。勝てば3大会ぶりの五輪が決まる大一番。中国はランキングでは上位だが、02年の初勝利以降9勝2敗1分けと相性が良かった。アウェーとはいえ、日本にチャンスは十分にあっただけに、飯塚監督は「守りは計算通りだったが、得点ゼロでは勝てない」と肩を落とした。
 第1ピリオド、相手が反則で1人少ない状態が2度あったが、その好機を生かせなかった。逆に第2ピリオド8分すぎに、日本が反則で1人減ったところで先制を許し、第3ピリオドにもダメ押し点を決められた。
 開催国として出場した長野五輪後の2度の予選に続いて、またも大事なところで弱さが出た。山中主将は「もっとゴールに向かっていく姿勢がないと五輪には行けない」と声を絞り出した。

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2008年11月10日のニュース