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田中碧 三笘薫への思い「小さい頃からの日常がここまで続いて」「ボール持った時に最初に見るのは薫さん」

[ 2022年12月13日 11:30 ]

スペイン戦の試合後、歓喜の抱擁をする田中(上)と三笘(撮影・小海途 良幹)
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 サッカーFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会でチームのベスト16進出に貢献した日本代表MF田中碧(24=デュッセルドルフ)が13日、フジテレビの朝の情報番組「めざまし8」(月~金曜前8・00)に生出演。“鷺沼兄弟”と言われるMF三笘薫(25=ブライトン)との関係性について語った。

 日本代表は、1次リーグE組ではコスタリカに敗れたものの、ドイツ、スペインを破り、グループを1位で通過。決勝トーナメント1回戦ではクロアチアにPK戦で敗れた。スペイン戦では、“三笘の1ミリ”とも言われた三笘の左サイドから折り返しに詰めていた田中が押し込んで勝ち越しゴールを決めた。

 三笘とは、同じ「さぎぬまサッカークラブ」出身で、「鷺沼兄弟」と呼ばれた幼なじみの三笘との絆も大きな話題となった。

 三笘について「小さい頃から変わらないです。クールな感じというか。そんなにたくさんしゃべるタイプではなく、背中で語るじゃないですけど、プレーで示す感じは小さい頃から変わってないですね」と告白。スペイン戦での逆転ゴールには喜びを爆発させている姿には「あんなに喜ぶ姿はなかなか見たことなかった」と驚いたことも明かした。

 「小さい頃から“いつか日本代表でワールドカップを目指して戦おう”って話していた?」との質問には「話はそんなにしたことなかったけど、小さい頃からいつかは違うところでプレーすることにはなるだろうなって思っていて、それが唯一実現できるのが代表だったので、僕は一緒にプレーしたかったので、ずっと代表を目指してました。(三笘とは)さぎぬまからフロンターレ(下部組織)、僕より先にフロンターレに入っていたので、僕が付いて行った形です」と話した。

 三笘が筑波大に進学していた間は離れていたが、3年後には再び川崎Fでチームメイトに。「世代別の代表とかでプレーしている姿は見ていたので、僕もそこにいきたいなと思っていたのと、フロンターレの練習に何回か来ていたので、久々にサッカーして、もっともっとサッカー頑張らないといけないなと刺激はずっともらってました」としつつ「(チームメイトになれたことは)やっぱり嬉しいなって。特別な意識はないですけど、小さい頃からの日常がここまで続いてきてくれた。僕もボールを持った時に最初に見るのは薫さんでもあったので、そこは信頼関係があるのかなと思います」と話した。

 昨年の東京五輪にも2人とも出場しているが、その五輪後には田中は「ずっと追いかけてきた存在、お兄ちゃんみたいな存在だった」というVTRも紹介される中、三笘も取材に対し、かつて「自分のことをよく理解してくれている」「自分が監督をする時、コーチとして呼びたい」と話していたことを明かされ、これには田中も「嬉しいですね、これは」と笑顔を弾けさせた。

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