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アルゼンチンE・マルティネス&クロアチア・リバコビッチ ともにPK戦で大活躍!一躍時の人に

[ 2022年12月13日 05:05 ]

FIFAワールドカップカタール大会

アルゼンチンのE・マルティネス(左)とクロアチアのリバコビッチ
Photo By スポニチ

 【Today's CHECK 準決勝】難敵クロアチアとの準決勝を控え、アルゼンチンのキーマンとして注目を集めているのがGKエミリアノ・マルティネス(30)だ。抜群の反応を見せるシュートストップに加え、切れ味鋭いコメントも魅力。オランダとのPK戦を制した9日の準々決勝直後は、敵将ファンハール監督に対し「口を閉じておく必要がある」と言い放った。

 事の発端は決戦を控え「PK戦に突入すれば我々が有利」と自信を示した相手監督の発言だ。これを挑発と受け取った守護神は、談話を伝える記事をスクリーンショットにしてスマートフォンに保存。世話になっているという心理学者に送りつけ「ダイナマイトに火を付けてくれたよ」と胸中を明かしたという。

 「サッカーはピッチで語らないと。彼らは試合の前にバカげたことを口にして。あれが俺を強くしてくれた」そう振り返った通り、PK戦で先蹴りだったオランダの2人目までを連続セーブ。1得点1アシストのメッシと並んで勝利を支えた。

 今大会で「PKストッパー」といえば、クロアチアのGKリバコビッチが日本との決勝トーナメント1回戦で3人、準々決勝ブラジル戦で1人を止めて一躍時の人となった。しかし、準決勝で対するアルゼンチンの背番号23も負けてはいない。母国を28年ぶりの優勝に導いた21年南米選手権では、コロンビアとの準決勝で3人を止めてPK戦3―2の勝利。口だけの男ではない。

 「クロアチア戦も楽しみたい」とE・マルティネス。理想は90分での勝利だが、PK戦にもつれ込んでも相手を恐れる必要はない。

 ◇エミリアノ・マルティネス 1992年9月2日生まれ、マルデルプラタ出身の30歳。18歳でインディペンディエンテからアーセナル加入。6度の期限付き移籍を繰り返し、20年FA杯優勝に貢献も、同年夏に移籍金2000万ポンド(約33億円)でアストンビラ入り。1メートル95、88キロ。国際Aマッチ出場24試合。

 ≪注目度上昇中!!強豪移籍も≫E・マルティネスと対するクロアチアのGKリバコビッチはディナモ・ザグレブ所属でW杯代表26人のうち6人と数少ない国内組の一人。大会で見せた活躍から地元では「キング・リビ」と呼ばれているという。PK戦での強さに加え、シュートへの反応やセーブ力に定評。「全てを出し切り、最後まで戦い続ける」というメンタルの強さも高く評価され、チェルシーやBミュンヘンなど強豪移籍の可能性が報じられ、注目度が飛躍的に高まっている。

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2022年12月13日のニュース