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【W杯追球】鎌田のトラップ改善なくして無敵艦隊撃破なし 次戦で求められる9割近い成功率

[ 2022年11月29日 05:10 ]

FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会1次リーグE組   日本0―1コスタリカ ( 2022年11月27日    A・ビン・アリ競技場 )

コスタリカ戦で相馬からのパスをトラップミスする鎌田(撮影・西海健太郎)
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 コスタリカ戦で日本の攻撃が停滞した理由の一つには、トップ下のポジションで先発したMF鎌田のトラップ成功率の低さにあった。好調時には決定的なパスやゴールなどで相手の脅威となるが、コスタリカ戦では精彩を欠いてミスが目立ち、チームとしても効果的な攻めに転じることができなかった。

 コスタリカ戦での鎌田のトラップ成功率は75・9%だった。本数では29本中で22本が成功。7本はロストしている。Eフランクフルトで大活躍している今季のトラップ成功率は80~90%台と高い数字を出していただけに、コスタリカ戦の鎌田のプレーは低調だったといえる。攻撃のタクトを振る26歳は「普段は起こりえないミス。チーム全体でミスが多かったし、自分はイージーなミスをしてはいけない選手」と自身の不調を認めていた。責任感が強いあまりに気負いが空回りにつながった可能性もある。

 コスタリカよりも、プレッシングがきつくなることが予想されるスペイン戦。相手が最も警戒する位置でプレーする機会が多くなる鎌田には9割近いトラップ成功率が求められる。「自分のプレーに納得はいってない。でも、もう切り替えるしかない」。鎌田のプレー精度の改善がスペイン撃破の鍵を握りそうだ。

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2022年11月29日のニュース