【カタール日記】国の威信懸けた戦い　卓上でも白熱

FIFAワールドカップ（W杯）カタール大会

記者同士がサッカー盤で盛り上がる
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　W杯1次リーグも佳境を迎えた。29日から天国か地獄かの第3戦が各組でスタート。メッシが、スアレスが、モドリッチが、早くも「お祭り」から姿を消す可能性がある。推しのデンマークも厳しい。強豪国の勝ち上がりが当たり前でなくなった。全体のレベルが底上げされたのも一因か。プレー強度が高く、死闘と呼ぶにふさわしい試合を何度も目の当たりにした。

　メディアセンターでもプライドファイトが勃発している。手で選手たちを操る卓上サッカー盤。「一緒にどうだ」。国際親善試合のお誘いは突然に…。昔からある遊戯と侮るなかれ。意外と盛り上がる。点を決めればニヤリ。失点すれば相手がニヤリ。ある他国の人はゴール後にあおるようなしぐさをしていたが、それもよし。こんな国の威信を懸けたやりとりがあってもいい。（古田土　恵介）