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神戸 開幕12試合目でやっと勝った!3得点演出のイニエスタ「勝つことは確実に自信をもたらす」

[ 2022年5月15日 05:30 ]

明治安田生命J1第13節   神戸4-0鳥栖 ( 2022年5月14日    ノエスタ )

<神戸・鳥栖>前半、先制ゴールを決める神戸・イニエスタ
Photo By 共同

 明治安田生命J1リーグは8試合が行われ、神戸は鳥栖に4―0で圧勝し、開幕12試合目にして今季リーグ初勝利を手にした。前半2分に先制点を挙げるなど元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(38)が3得点を演出する活躍。悩める日本代表エースのFW大迫勇也(31)にも待望のリーグ初得点が生まれた。

 呪縛を解き放ったのは、11日に38歳になったばかりの魔法使いだった。4月10日のC大阪戦以来のスタメン出場となったイニエスタが、1得点1アシストなどで計3ゴールを演出した。「自分たちも、ファンの皆さんも、本当に苦しいシーズン序盤だったと思う」。待ち焦がれた12試合目でのリーグ初勝利に、さすがの名手も安堵(あんど)の表情だった。

 圧巻ショーの幕開けは前半2分だ。酒井のパスをエリア内で受けると、DF2人とGKの重心をズラして右足シュート。ニアサイドを射抜く先制点を奪った。同14分にはMF汰木がダイレクトで打てる位置にスルーパスを送り、追加点をアシスト。さらに後半19分には左サイドからの仕掛けでDF3人を引きつけ、勝利を決定づけるチーム3点目を演出した。

 「勝つことは確実に自信をもたらす。今日の試合は、水曜日の試合(18日の川崎F戦)のための力に変えないといけない。そして水曜日の試合は、また次の試合の力にしていく。良い時も悪い時もチームとして戦い、難しい状況を前に進めていくんだ」

 最下位から脱出したとはいえ、チームはまだJ2降格圏の17位で、試合前にはサポーターカンファレンスを実施した。東京V監督時代のパワハラ行為で1年間の公認S級コーチライセンス停止処分中の永井秀樹氏をスポーツダイレクター(SD)に登用したことなどについて徳山大樹社長が説明。不穏な空気は漂うが、この一戦を好転させていくキッカケにしたい。(飯間 健)

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2022年5月15日のニュース