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横浜FC・伊藤翔 Jリーグの日に先制点に「Jリーグをつくってくれてありがとうございます!」

[ 2022年5月15日 18:21 ]

<横浜FC・徳島>前半、横浜FC・伊藤(左から2人目)が先制ゴールを決める(撮影・村上 大輔)
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 明治安田生命J2リーグの5試合が各地で行われ、横浜FCはホームで徳島に2―1で勝利し、6試合ぶりの白星を挙げた。勝ち点は首位の仙台に並ぶ32。順位は3位から2位に浮上した。

 直近5試合は3分け2敗。前半41分に今季5点目となる値千金の先制点を決めたFW伊藤翔(33)は「苦しいときにどういう人間か、プレーヤーかが試される中で、そういうものをチーム全員出せたと思うし、それが結果につながってまずはホッとしています」と話した。後半アディショナルタイムの失点という反省材料は残ったものの、6試合ぶりの勝利にまずは安堵(あんど)した。

 8試合ぶりのゴールで試合を動かした。MFイサカ・ゼイン(24)の深い位置からの右クロスをニアサイドでFW小川航基(24)がヒールでそらすと、右足でゴール右に押し込んだ。小川が触ったことでシュートのタイミングはずれたが、そこは百戦錬磨のFW。「腸腰筋を働かせました。筋肉を働かせて足を止めました」と技術力を駆使した。「小川選手が触ったことによって相手のGKのタイミングがずれていたので、それが“怪我の功名”みたいな感じになっていますけど、何にせよ勝利につながるゴールだったので良かったです」とうなずいた。

 特別な日にゴールを決めた。5月15日はJリーグが開幕して30年を迎えた「Jリーグの日」。4歳のときの開幕戦を、伊藤は覚えている。「それ(開幕戦)を見てプロサッカー選手になりたいと思ったし、くしくも開幕したその日にゴールを決められて、“Jリーグをつくってくれてありがとうございます!”みたいな気持ちです」。自身は開幕より少し前、同じ1993年にサッカーを始めた。「だから僕のサッカーはJリーグとともにあります」と言う。「僕らは最初にいなかったので、(Jリーグを)作ってきた人たちの上に乗っからせてもらっているだけ。でもこれをどんどん、僕らもそうだし僕らより下の年代がつないでいけたらと思います」とJリーグの末永い発展を願った。

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2022年5月15日のニュース