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INAC神戸・星川敬監督「オシムさんが日本に来てくれて良かった」面識なくても影響大

[ 2022年5月2日 16:37 ]

練習後に選手たちへ言葉をかける星川監督(右から3人目)
Photo By スポニチ

 INAC神戸は2日、4日の広島戦(広域第一)に向けて神戸市内で調整した。

 開幕からここまで14勝2分けと無敗で、広島戦に勝つか引き分けるかで優勝が決定。また、あす3日に三菱重工浦和が新潟戦で引き分けるか敗れた場合にも優勝が決まる。初代女王に王手をかけている中、ゲーム形式の練習などを行った星川敬監督は抱負を語った。

 「自分たちで優勝を決められるチャンスが来たので、モチベーションは高い。ここまで1強という状況が続いてきた中で、当然、選手たちにもプレッシャーがあったと思う。そこに打ち勝っていかないといけない」

 昨年2月に監督就任。12年シーズン以来、9年ぶりにINAC神戸の指揮官に復帰した。指導者として多くの経験を積み重ねてきた中、1日に亡くなった元日本代表監督のイビチャ・オシム氏の名前を自ら出し、受けた影響や感謝などを口にした。

 「ベレーザでコーチをしていた時にオシムさんが日本代表の監督になった。当時、日本代表の練習などが各クラブにも共有されたりしていて、多くの色のビブスを使った練習など、松田監督と一緒に勉強させてもらって。“考えて走る”ということを言語化してくれて、いい選手でも走れないといけないという流れになった。(現在の)INACでも、うまいだけでは試合に出られない」

 直接の面識はないが、オシム氏の指導を受けていた羽生直剛に会う機会があると、松田監督と質問攻めにしたこともあるという。そのスタイルは自身の根幹にあり、当時を思い返しながら「オシムさんが日本に来てくれたことは、日本にとっても、自分にとってもラッキーだった」と言葉をかみしめた。

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2022年5月2日のニュース