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日本サッカー協会・反町康治技術委員長 オシム氏追悼 「安らかにお休みください『お父さん』」

[ 2022年5月2日 12:47 ]

日本サッカー協会の反町技術委員長(C)JFA
Photo By 提供写真

 日本サッカー協会の反町康治技術委員長(58)が2日、1日にオーストリアで死去したイビチャ・オシム元監督(享年80)を追悼した。協会を通じてコメントを発表した。

 旧ユーゴスラビア出身のオシム氏は90年W杯イタリア大会で同国代表を率い8強入り。03年に来日しJ1市原(現J2千葉)監督を経て、06年から日本代表を指揮したが、07年に病に倒れ退任した。

 「『お父さん』と呼んでいたまさに日本サッカー界のお父さんがお亡くなりになりました。謹んでご冥福をお祈りします」と追悼。

 「Jリーグの監督として対峙した時にソリッドな守備とアイデア豊富で常に数的優位を作る流動性のある攻撃を併せ持ったジェフユナイテッド千葉は私にはとても衝撃的でした。また、2005年のJリーグオールスターサッカーで私がEASTチームの監督、オシムさんがコーチで一緒に仕事をさせていただいたのも良い思い出です」と懐かしんだ。

 「そして2006年から就任された日本代表監督のオシムさんに、コーチとしてチームに加わった私はよく怒られながら指導したのを思い出します。彼にとって妥協という文字はありませんでした。今でも1番影響を受けた指導者であることは間違いありません。一昨年、SAMURAI BLUEがオーストリアのグラーツでパナマとメキシコと親善試合をした際には、近くにいらっしゃるにもかかわらず新型コロナ感染症拡大防止のためにお会いできず、また日本代表のサッカーを見てもらうことができなかったのがとても悔いに残っています。安らかにお休みください『お父さん』」と結んだ。

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2022年5月2日のニュース