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横浜FC・小川航基 古巣の水戸戦へ「成長したプレーを見せていけたら」 “ストライカーシャドー”で進化

[ 2022年3月12日 14:04 ]

 J2横浜FCのFW小川航基(24)が13日の古巣・水戸戦を前にオンライン取材に応じた。チームはJ2で唯一の3連勝を飾り、首位に立つ。前日練習を終え「チームの雰囲気は凄くいい。ただ、どの試合も内容的にパーフェクトではなかったので、危機感は常に持ってやれている」と話した。

 水戸には期限付き移籍で19年7月から半年間在籍した。磐田で結果が出せずにいた時期。サッカー人生の転機となった。「死に物狂いで、ここから這い上がるんだという思いを持っていた選手がたくさんそこには集まっていた。その一人として、選手として一番大事な気持ちのところを学ばせてもらった」と話す。

 「自分を奮い立たせてくれたチーム。J2の相手の中でも特別な相手。恩返し弾じゃないですけど、成長したプレーを水戸のサポーター、クラブに見せていけたら」。桐光学園高の後輩で、常に連絡を取っているGK茂木秀(23)も在籍。「もし対決できるなら、彼からゴールを奪いたい」とも意気込んだ。

 横浜FCに完全移籍で加わった今季は、新しいポジションに取り組んでいる。これまでは磐田でも代表活動でも最前線が定位置だったが、今季はシャドーも担う。直近の大分戦こそ1トップで起用されたが、開幕戦の大宮戦、続く長崎戦はシャドーで起用された。

 シャドーの位置には入るものの、求められる仕事はストライカーに近い。自身では「ストライカーシャドー」と表現する。「2列目なんですけど、ゴール前での仕事ができるのがストライカーシャドーなのかなと」。最初は戸惑いもあったが「プレーの幅を広げられる」と前向きだ。

 3試合を終えて、ここまで1ゴール1アシスト。「今年に懸ける思いは強いものがあるので、満足できるものではない。毎試合、複数ゴールに絡むプレーを出していきたい」。最短でのJ1復帰に向けて自身に高い目標を課しながら、FWとして成長を遂げていく。

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2022年3月12日のニュース