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FC東京 1分間で2発! 2週間遅れのホーム開幕戦白星で飾る

[ 2022年3月12日 18:48 ]

明治安田生命J1第4節   FC東京2―1広島 ( 2022年3月12日    味スタ )

<FC東京・広島>後半15分、ゴールを決め喜ぶFC東京・森重 (撮影・白鳥 佳樹)
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 FC東京が今季のホーム開幕戦を白星で飾った。後半15分、左サイドのFKからMF三田がピンポイントクロスを送ると、ファーファイドのDF森重がヘディングシュート。ボールは左サイドネットに吸い込まれた。「前半からチャンスがあったけど決められなくて、後半もチャンスがあればと思っていた。いいボールが来た。ちょっと難しかったけど、うまくボールが飛んでくれた」。ゴール裏にできた歓喜の輪の中で、笑顔を見せた。

 その1分後には、ゴール前のこぼれ球にアダイウトンが反応する。「空いているコースに打った」と右足で流し込んで追加点。1分間で2得点を挙げて、勝負を決めた。

 前半から広島のハイプレスに苦しんだ。アルベル監督は「ビルドアップできず、いい感覚で試合をすることができなかった」と振り返る。アンカーの青木が出場停止で、センターバックの木本を中盤の底で起用したが、FC東京で初めてのポジションでなかなか機能しなかった。だが、後半開始から、4―3―3の布陣を4―2―3―1に変更。「右サイドバックに長友を投入し、彼の経験とともに守備を修正した。ボールを落ち着かせるために三田を入れ、技術力、判断力を生かした」と長友と三田も起用し、チームが機能した。

 新型コロナウイルスの集団感染で2試合が中止となり、2週間遅れのホーム開幕戦となったが、2連勝を果たした。森重は「苦しい展開だったし、試合自体は勝てたことはうれしいが、内容は伴っていない。やるべきことは多い」と次の試合に目を向けた。

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