×

チェルシー売却へGOサインか…アブラモビッチ氏と英国政府が「合意」と英紙報じる

[ 2022年3月12日 20:54 ]

チェルシーを保有するロシア人富豪アブラモビッチ氏(ロイター)

 英紙デーリー・テレグラフ(電子版)が12日、サッカーの強豪チェルシーを保有するロシア人富豪ロマン・アブラモビッチ氏(55)と英国政府がクラブ売却の話を進めることで合意したと報じた。

 アブラモビッチ氏はロシアのウクライナ侵攻の影響により、クラブ売却へと動いていたものの10日に英国政府から資産の凍結及び渡航禁止措置などの制裁を受けることが決定。これによりチェルシーは事実上の英国政府管理クラブとなり、売却にも政府の承認が必要になった。

 スポンサーなども続々と“撤退”の動きを見せ1部メディアからは「破産」の文字が飛び出すなど危機的状況に追い込まれていたが、同紙はクラブと英国政府関係者の間で交渉が行われ「売却に関する条件が合意された」と報道。既にアブラモビッチ氏は米国の銀行「The Raine Group」によって売却の話が進められることを許可したという。

 入札希望者には、既に来週までにオファーを出すように伝えたとし「英国の実業家ニック・キャンディ氏、スイスの大富豪ハンスヨルグ・ヴィス氏、トルコの実業家ムフシン・バイラク氏、NFLニューヨーク・ジェッツのオーナーであるウッディ・ジョンソン氏、MLBシカゴ・カブスのオーナーであるリケッツ・ファミリーなどが関心を示している」と報道。この数日間の騒動に揺れていたチェルシーサポーターにとって“最悪の事態”は避けられることになりそうだ。

続きを表示

2022年3月12日のニュース