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川崎F 名古屋下しJ最長タイのホーム25戦不敗で暫定首位に 決勝点マルシーニョ「本当にいいパス」

[ 2022年3月12日 19:41 ]

<川崎F・名古屋>前半、ゴールを決めた川崎F・マルシーニョ(中)は喜ぶ(撮影・西海健太郎)
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 明治安田生命J1リーグは各地で7試合が行われ、川崎Fはホームで名古屋を1―0で下した。前半25分にFWマルシーニョが決勝点。20年11月から続くホームでの連続不敗は05~07年の浦和、06~07年のG大阪の25試合と並んでJリーグトップタイの記録となった。暫定ながら前節までの2位から首位に浮上した。

 11日で東日本大震災から11年を迎え、試合前には黙とうが捧げられた。試合が動いたのは前半25分。MFチャナティップがダイレクトで長い縦パスを入れると、FWレアンドロ・ダミアンがスルーしたボールはDFラインの裏へ。抜けだしたマルシーニョが右足で均衡を破った。

 「いつボールが転がってきてもいいように準備はしっかりしている。チャナからも本当にいいパスを供給してもえらえたので、落ち着いて決めることができた。チーム全員がしっかりと最後まで戦うことで勝利につながった」

 9日に誕生日を迎えた愛妻も駆けつけた一戦だった。ヒーローインタビューでは「きょうもスタジアムに来てくれて応援してくれているので、自分のゴールを見て喜んでくれているんじゃないかないと思います」とほほ笑み、観客席に向けて投げキス。最高のバースデープレゼントを届けた。

 鬼木達監督(47)は「スタートから気持ちの入ったゲームをしてくれた」と総括。開幕からの5連戦を終えて試合に臨むまでの期間で「もう1回、みんながボールを大事にすること、自分たちが攻撃的にもっとやらなくてはいけないことに、自分も含めてですけど気づかされた」とし、「2点目を取って引き離したい思いはある。ただ、ゲームの状況で向こうがリスクを持って戦ってきたときにそれを跳ね返すだけの落ちつきがあった」とセットプレーから攻め込まれながらもしぶとく守った終盤の冷静さも称えた。

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